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日立バプテスト教会|日立市中成沢町のキリスト教会

メッセージ

今月のことば(2022年2月)

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愛の言葉としての十戒(1)

・「十戒は映画にもなり、一般にも大変よく知られています。ところが『十戒』と書くと読んで字のごとく、『十の戒め』という意味になります。それで十戒とは『・・・すべし』『・・・すべからず』『・・・すべきだ』という厳しい掟、教会が信者を縛る『戒律』だと思っている人が多いようです。「そんな戒律で自由を抱束されるから、教会に行くのは遠慮する。」という人が多くいます。

・聖書は、厳しいところも律法も含めて、総て福音なのです。そこで、「十戒」を「福音」(神さまからのラブレター)として読んでみたいのです。

・まず、十戒という言葉は、英語ではデカローグ(The decalogue)と言い、これは「十の言葉」という意味なのです。日本人は宗教というと何でも戒めとしたがるようで、十戒といういかめしい訳し方をしたのかもしれません。しかし、この「十の言葉」を福音として説明すると「十の自由な言葉」あるいは「十の解放の言葉」というようになります。つまり、この十の言葉は、私たちを縛る言葉ではなくて、解放する言葉なのだということです。

・詩篇19篇に、律法についての詩人の言葉があります。「主の律法は完全で、魂を生き返らせ・・・金にまさり、多くの純金にまさり・・・蜜よりも蜂の巣の滴りよりも甘い。」(8~11節)と。主の言葉は蜜蜂の巣のしたたりよりも甘いと言っています。

・十戒に代表される聖書の律法――一番賢くて厳しくて多くの人に敬遠されている箇所が、実は燃えるような神の愛の言葉だと言うのです。

(続く)

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