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日立バプテスト教会|日立市中成沢町のキリスト教会

メッセージ

今月のことば(2023年3月)

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十字架を背負う歩み

・ある信仰書に「十字架とは、背負っても背負わなくてよいものを背負うことである」と書いてあった。生まれつき苦しみを背負っていくのは世間で言う十字架であるが、信仰者にとっての十字架とは、逃げることができる、避けることがきるのに、神が自分に語られた言葉として受けとって従っていく、これを背負っていくものなのであると言うことである。

・「信仰の英雄たち」に共通していることは、背追わないでもよい十字架を背負って従っているということである。

・アブラハムは平和な生活を送っていた。ところが、神から突然召された。「ここから出てわたしの示す地に出て行け」との神の言葉を聞いたのである。そして、アブラハムは平穏な生活を捨てて出て行った。「行き先を知らず」にただ神の指示に従って、という、ここに信仰があった。これが、十字架を背負う歩みであった。しかし、出て行った彼には、さまざまな失敗が待っていた。倫理上も許されぬ失敗や罪を重ねた。

・信仰の世界では、失敗を恐れる必要はない。大事なことは、失敗なく従うことではなく、ただ召しに従うことなのである。何もしない人は失敗もしないが、神に従うこともできない。アブラハムは、倫理上も許されぬ失敗のうえに恥をかき、罪を重ねた。彼はそのたびに神の約束にしがみついていった。ここに十字架を背負う歩みを見る。そのゆえに、彼は、信仰の父と呼ばれた。

・どんな小さな十字架でもよい。受難節に、これを神の言葉として受け、逃げずに背負って従って主の祝福に預かる人生を歩みたいものである。

石田政美(横浜JOY教会 派遣牧師)

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