エリヤ ― 時代が求めていた神の器
・モーセを旧約聖書の律法の代表とするなら、エリヤは預言者の代表です。この2人は、イエスが山上で変貌されたとき現われ、十字架の出来事についてイエスと話し合った人物です。(マタイ17:3)
・アハブがイスラエルの王になったとき、霊的には最悪の状況がおとずれました。国家的規模で公然とバアル礼拝が行われるようになりました。イスラエルは霊的にも道徳的にも暗黒時代に突入するのです。
・エリヤの生涯を私たちの人生にあてはめてみると、私は、意味なく生かされている人は1人もいないと信じます。神は私にしかできない使命のために、私を生かし、この時代、この状況の中に置いていてくださいます。
・私たちの使命は、イエス・キリストの死と復活により勝ち取られた福音(喜ばしいおとずれ)の原点に人々を連れ戻すことです。今の時代は(私たちの隣人は)、勇気の人、信仰の人、情熱の人を求めています。エリヤは、決して新しい運動を展開したのではなく、イスラエルがもともと知っていたまことの神の道に人々を立ち帰らせようとしたのです。
(続く)
石田政美(横浜JOYバプテスト教会・派遣牧師)