「晩年における訓練 (3)」~ビジョン(幻)をもって生きる~
聖書には、年老いてもますます若々しく元気はつらつとして生き続ける秘訣が至るところに記されています。その一つに「年老いてもビジョン(幻)をもって生きる。」ということです。
「ヨシュアが多くの日を重ねて老人になったとき、主は彼にこう言われた。『あなたは年を重ねて、老人となったが、占領すべき土地はまだたくさん残っている。』」(ヨシュア記13:1)
「幻がなければ、民はほしいままにふるまう。」(箴言29:18新改訳)とあるように、幻(ビジョン)がないと、人々は自分勝手にふるまい、社会の秩序が乱れ、国が衰え、滅びる原因になります。個人的には、ビジョンを失うと急に老け込み、万事が消極的になります。
私が信仰を持ってから、常に感謝していることの一つは「クリスチャンには定年制(引退)がなく、死ぬ日まで現役として働き続けることができる」ことです。それは、死んだ後には新天新地が私たちのために備えられているというビジョンが与えられ、そこを目指して一生懸命信仰の馳せ場を走り続ける者とされたからです。
キリストは、彼を信じる者に晩年になってもビジョンを与えてくださいます。そして「新たな力を得、鷲のように翼を」張って空高く舞いあがることができるのです。」(イザヤ40:31)