学ぼうとする謙虚さ
・イエスさまは成熟した人ではなく、未熟な人を弟子に選ばれました。彼らをとおして驚くべき御業を行いたいと願われたからです。
・未熟なため欠けの多い弟子たちでしたが、彼らに際立った長所が一つありました。それは学ぼうとする謙虚な姿勢です。失敗が多く、欠けの多い人は、自分が足りない者、未熟な者だということを知っています。ですから、問題を起こした時、それをきちんと受け止め、心から悔い改め失敗するたびに、訓戒には、素直に耳を傾ける長所があるのです。
・世の中で一番つきあいづらいのは、自分が完璧だと考える人です。人のことばに耳を貸さず、あくまでも自分が正しいとイエスさまの弟子たちの中に、そのような人間はいませんでした。皆、主張する人です。学ぼうとする謙遜さがあったのです。平凡でも、欠けが多くても、謙遜さがあれば主は私たちを用いてくださいます。
・弟子たちの弱さと欠けは、イエスさまの教えを受けて変えられていきました。やがて彼らは、神さまの教会を建てる原動力となっていったのです。よく神さまに従う人を見てみると、その人は、過去に大きな痛みと失敗を経験した人であることがわかります。そして、誤りを認める勇気がある人です。「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなた のおきてを学びました。」(詩篇119:71 新改訳)
石田政美(横浜JOY教会派遣牧師)