「指 定 席」
・年をとるにつれて有り難いと思うのは、指定席の存在ではないでしょうか。混んでいたらどうしよう、座れるだろうかと心配せずにすみます。早く行って並ばなくてよいのですから、心身ともに助かるというものです。
・私は高齢で足腰が不自由ですが、日立教会に10年間も通い続けてこれたのは、井伊主事が常磐線の指定席を毎回手配してくれているおかげです。
・ところで人生に指定席はあるのでしょうか。聖書は私たちに与えられている幸いな指定席があることを教えています。
・それは、ほかならぬ自分の人生そのものです。人はみな自分に与えられた人生を歩まなければなりません。他人の人生をうらやんでも、できない相談です。また、生きることに疲れ、一ヵ月人間であることを休みたいと思っても、それは許されません。
・しかし、人はイエス・キリストを信じると人生観が変わります。私は私でよいのだと納得し、自分の人生は神によっていつも最善なのだと知ってここが神が与えていて下さる指定席であると感謝できるようになるからです。
・そして、地上生涯を終えると、天国に用意されている指定席が、イエス・キリストを信じる人に与えられるのです(ヨハネ14:3)。
・あなたは自分の指定席だけで満足していますか。あなたの隣人、特に家族の指定席が確保されているでしょうか。祈りましょう。家族、隣人の指定席のために!「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます〔永遠の指定席が与えられます〕」(使徒16:31)
石田政美(横浜JOYバプテスト教会・派遣牧師)