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日立バプテスト教会|日立市中成沢町のキリスト教会

メッセージ

今月のことば(2021年4月18日)

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「晩年における訓練」~失うことについて~

 「私も失うときには、失うのだ」(創世記43:14 新改訳)。この御言葉は、ヤコブが晩年に口にしたものですが、人生の悲哀を感じさせる痛切な響きを持っています。
ヤコブは、若いときから力にまかせて人生を切り開き、それによって成功者の一人に数えられてきた人でした。しかし年を重ねるにつれて、今度は失うという現実が自分にも例外なくのしかかってきているという思いが「私も」ということばににじみ出ています。
 人生は、得ることと失うことの連続です。得て喜び、失って悲しむことが繰り返されています。そして、一般的には、若いときは得ることが多く、年をとるにつれて失うことが多くなるものです。年をとるとは、いろいろなものを失うことなのだと知らされます。
 健康が失われます。かつて楽々とできたことが一年一年苦痛になってきます。それにつれて、そこにあった栄誉やまわりの人たちの期待も失われます。伴侶や友を死によって失います。
 だれ一人、失うことから逃れられる人はありません。この現実に対して、ある人はあきらめ、仕方がないと言うでしょう。ある人はそれに抵抗し、できるだけがんばろうとします。しかし、最も賢明なのは失うという現実をしっかりと受け止め、それを人間としてさらに成長するための糧とすることです。なぜなら、年をとることは、人間としての価値まで失うことではないのですから。

石田政美(横浜JOYバプテスト教会・派遣牧師)

 

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